もし自信をもって「NO」と答えられないなら、かなり危険です。
なぜなら、しつけができていないと虐待や飼育放棄などの深刻な問題に繋がるためです。実際、「言うことを聞かない」などの飼い主の身勝手な理由で、72,433頭のワンちゃんが飼育放棄され(2020年実績)、中には、叩く、怒鳴りつけるなどの過激な「愛犬虐待」を受け続け保護されたワンちゃんもいます。
しつけられていない愛犬との生活は、無駄吠え、噛み癖、トイレの粗相の掃除など、毎日頭を抱えて悩まされる…など、いいことは一つもありません。
ですが、正しいしつけができていればそんなストレスとおさらば!
"おりこうさん"な愛犬と毎日楽しく過ごせるようになります。
＼柴犬のしつけに悩む日々とおさらば!／
- 「うちの柴犬がおしりでアタックしてくる事があるけどなんでだろう?」
- 「初対面の人や犬にもおしりアタックをしているけど、敵対視しているのかな?」
- 「うちの柴犬はおしりを触らせてくれないんだけど…」
ソファーでくつろいでいると、急に近寄ってきて何度もおしりアタックしてきたりおしりをドンっとぶつけてそのまま横で寝ちゃったなんてことありますよね。
勢いがすごい時もあってびっくりすることもしばしば。
実は、おしりをぶつけてくる行動の意味を知らずに見逃し続けると、柴犬をきずつけ悲しい気持ちにさせてしまっている可能性があります。
なぜなら、おしりアタックは飼い主さんへの愛情表現をおしりを使って示しているからです。
おしりアタックには愛情表現以外にもいろいろな意味があるので、知らないと愛犬の気持ちを見逃しているかもしれません。
そこで今回、柴犬がどんな時におしりアタックをしてくるのか、そしてその時の対応方法や、逆におしりを触らせてくれない柴犬への対応方法を解説します。
- 柴犬がおしりアタックしてくる理由とそのときの対応方法がわかる
- 柴犬との信頼関係の築き方がわかる
- おしりを触らせてくれない理由がわかる
この記事を読むと、今まで謎だったおしりでアタックしてくる行動の意味があきらかになり、愛犬との信頼関係を築くために必要な、あなたがするべき基本的なことがわかります。
そして、愛犬の気持ちをくみ取ることができ、今まで以上の信頼関係を築けるようになります。
正しく接してあげることで信頼関係を築いていき、お互いに癒しの関係になれたら最高だよね～!
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もくじ
【犬のおしりアタック】どんな行動?
柴犬のおしりアタックがどんな行動かというと、
そんな行動です。
ぶつけているのを見たことある方、実際にぶつけられてびっくりした方もいると思います。
▼柴犬同士でおしりアタックをしている様子
▼おしりアタックが追いかけっこ開始の合図?!
そんな謎な行動、おしりアタックをしてしまう理由は大きくわけて次の５つがあります。
この５つの理由について詳しく説明します。理由がわかると、さらに柴犬が愛くるしくなりますよ。
【柴犬のおしりアタック】愛情表現
1つ目の理由は、「愛情表現」です。
男の子が好きな女の子に対して強く当たってしまうなんてことありますよね。人間だけでなく、柴犬も同じようなことをしてしまうのです。
柴犬に限ったことではないのですが、犬の弱点であるおしりを向けるということは愛情表現であると考えられます。
弱点であるおしりをくっつけることで信頼していることを表現しているのです。
本来、犬は集団行動する動物なのでおしりをくっつけあう事で自分の方向を監視するという行動をとります。
そのため、監視しているわけではないけれど信頼している飼い主さんをリーダーとしてくっついているのです。
しかし、勢い余ってぶつけてしまうことがあるので、攻撃されてしまったと勘違いしてしまった飼い主さんもいるかと思います。
それは愛情表現と受け取って安心しましょう。
【柴犬のおしりアタック】リラックスしている
2つ目の理由は、「リラックスしている」です。
座る時にわざわざおしりをぶつけながら座られて、おしりをくっつけられたまま眠ってしまうこともありますよね。
これも愛情表現と似たような理由で、信頼している相手に弱点をくっつけることでリラックスしている状態なのだと考えられます。
【柴犬のおしりアタック】甘えたい
3つ目の理由は、「甘えたい」です。
大好きな人には甘えたくなりますよね？それは柴犬も同じです。
おしりアタックするほどに大好きな飼い主さんには、甘えたいときにもおしりアタックしてくることがあります。
近づいておしりをぶつけたり、回りながらぶつけてくることもあると思います。
甘えたいときは特に、くるくると回りながらおしりをぶつけてくる事が多いようです。
そんな時には撫でてあげたり一緒に遊んであげましょう。
【柴犬のおしりアタック】安心感が欲しい
4つ目の理由は、「安心感が欲しい」です。
恐怖体験をしたり、緊張したり、不安になると好きな人にくっついて安心したいと思うことありますよね？
柴犬はそんな時にもおしりアタックをしてしまいます。
おしりアタックには愛情表現やリラックス、甘えたいといった感情があると紹介しました。
しかし、不安や恐怖に思っている時もおしりアタックをすることがあります。
例えば、
このような状況下にいると特に不安になりやすいです。
そのため不安を和らげ安心するために、大好きな飼い主さんにおしりをくっつけることがあります。
不安を感じているときは心に余裕がなく慌てていることが多いため、愛情表現などの時よりも勢い余って強めのおしりアタックをされることもあります。
おしりアタックをしてきたときに、リラックスせずにジッと座っていたり、寝なかった時には不安を感じて警戒心を持っているかもしれないので、そのまま側にいてあげましょう。
【柴犬のおしりアタック】あいさつ
▼おしりアタックでごあいさつ
初対面で柴犬におしりアタックされたことはありませんか？もしくは、飼っているわんちゃんがおしりアタックされたことはありませんか？
嫌われてしまったのかと思いますよね。しかしそれ、実はその柴犬なりのあいさつなのです。
犬はおしりや鼻のにおいで情報収集し、敵ではないと判断したらおしりを相手に向けます。
敵意を感じない相手や仲良くなりたい相手に対して、弱点であるおしりを向けることでこちらも敵意がないことを示しています。
あいさつの場合は、おしりをこすりつけるようにぶつけてくる柴犬が多いようです。
ただし、気に入らない相手にはおしりを向けることはないので、おしりアタックは心を許している相手にしかやらない特別な行動なのです。
もちろんあいさつでおしりアタックをしない柴犬もたくさんいるので、飼っている柴犬がおしりアタックをしなくてもご安心ください。
でも、急いで距離をつめるのはびっくりしちゃうかも!様子をみながらゆっくり触れ合ってみてね。
【柴犬のおしりアタック】飼い主におしりアタックをしないのはなぜ?
好きでもない人に体を触られるのは嫌ですよね。
実は柴犬も人間と同じで飼い主に慣れていないと嫌がる傾向にあります。
柴犬のおしりアタックも同様で、好意のある相手にしかやりません。
なぜならおしりは柴犬最大の弱点です。おしりの他にも、背中やうしろ足は犬の急所のため信頼していない人に触れられると怖く不安に感じるのです。
その弱点を自分から飼い主にくっつけない、もしくは触れようとすると怒ったりするということは、まだ飼い主が柴犬から信頼されていないということになります。
飼い始めて日が浅かったり、警戒心が強い柴犬にこの傾向が多いため、おしりに触れる際は十分に注意しましょう。
でも、何度も言うようだけど、焦りは禁物よ!
時間をかけてゆっくりと仲良くなっていこうね。
【柴犬のおしりアタック】柴犬に信頼されるために必要なこと
それでは、柴犬に信頼されるためには何をすればいいのでしょうか？
場合ごとに分けてご紹介します。
すでに１,２年ほど一緒に暮らしている場合
その時のあなたと柴犬との状況によってあなたがすべきことは変わってきます。
以下、２つの状況ごとに詳しく説明します。
【柴犬のおしりアタック】飼い始めて日数がたっていない場合
1つ目は、飼い始めて日数がたっていない場合の信頼の築き方です。
人間でもそうですが、お互い出会ってすぐに信頼関係ができることってなかなかありませんよね？柴犬も同じです。
日が浅い場合、きっと柴犬もどんな人なんだろうと探っているはずです。
なので、飼い始めて日数がたっていない場合には、ゆっくり時間をかけて愛情を注ぐことが大切です。
環境の変化は柴犬にとってストレスにもなります。
そこでまずは…
どちらも一緒に過ごす時間が必要なので時間がかかりますが、焦らず毎日愛情を注ぐことが大切です。
時間とともに愛情が伝わり、信頼関係が築けるはずです。
【柴犬のおしりアタック】すでに１,２年ほど一緒に暮らしている場合
２つ目は、すでに１,２年ほど一緒に暮らしている場合の信頼関係の築き方です。
すでに１〜２年ほど一緒に暮らしているのに体やおしりを触らせてくれない場合は、主従関係が築けていない可能性があります。
犬は飼育されているペットとは思っておらず、飼い主の家族と同じで犬自身も群れの一員だと考えています。
そのため、常に自分の立ち位置を確認していて、家族より犬自身が優れていると感じればリーダーになろうとするのです。
飼い主さんはリーダーとして、中途半端な態度や行動はしないようにする必要があります。
主従関係を作るための5つの基本項目があります。
です。ドッグフードをあげるときや、お散歩中など上記5つは日常生活でよく使うものばかりです。
そして、重要なのが一度の指示で従うことです。
何度目かの指示でやっと従うなんてことは、指示に従うか否かをすでに犬に選択権がある状態になるため、飼い主をリーダーと認めず、関係性が逆転してしまいます。
まずは、５つの基本をしっかり教えてあげることが重要です。
あなたが頼れるリーダーだと分かれば信頼してくれるので、まずはしっかりとした主従関係を築きましょう。
下の関連記事にはしつけのコツを中心に詳しく解説しているからぜひ見てみて～!
柴犬のしつけ、日常生活を送るうえで必要なトレーニングに関する記事はこちら。
この記事を読むと、
- しつけのコツ
- おすすめのトレーニング
- 早い段階(できれば飼い始めたその日から)しつけをした方がよい理由
がわかり、早い段階で吠え癖や噛み癖のしつけができて、
安心していつでも客さんを我が家にお招きできるようになります。
楽しい柴犬ライフを過ごすために、しっかり愛情をもって正しいしつけをしましょう。
あげるだけでしつけの悩みとおさらば!!
クッキータイプのしつけグッズ「わんかーむ」の記事はこちら。
当サイトが独自に自腹で実施した、わんかーむをつかったことのある柴犬/豆柴の飼い主50人へのアンケート結果では、わんかーむを食べただけで、全体の7割の飼い主が
「無駄吠えが減った」「落ち着きを取り戻した」
などの効果によって、しつけの改善を実感しています。
わんかーむをあなたの愛犬にあげることで、日ごろからうまくいかないしつけの悩みが消え去り、ストレスフリーな毎日で愛犬と楽しく過ごせるようになります。
【柴犬のおしりアタック】普段触らせてくれるのに急に嫌がる場合
普段触らせてくれるのに急に嫌がったり、怒ったりする場合には体に何か異常があることが考えられます。おしりを気にするような時にも注意が必要です。
無理に触ろうとせず、獣医師の診察を受けてみましょう。
まとめ
▼柴犬がおしりアタックをする理由
- 愛情表現
- リラックスしている
- 甘えたい
- 安心感が欲しい
- あいさつ
▼おしりを触らせてくれない理由
- 飼い主さんをまだ信頼できていない
- 主従関係が築けていない
- 体の調子が悪い
おしりアタックの理由や対処についての紹介しました。
おしりは、柴犬とコミュニケーションを取る大切な身体の一部です。会話ができなくても柴犬は一生懸命おしりで感情を表現してくれているのです。
これから柴犬を飼うというあなたにも、柴犬の感情についてや信頼関係の築き方のひとつとして参考になればうれしいです。
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