なぜ柴犬の毛色は変わるの?どんな変化をするの?成犬時の毛色の予測方法を含め徹底解説!

柴犬って4種類(赤、黒、白、胡麻)も毛色があって、いざ飼おうとなると、どの色も可愛いから迷ってしまいますよね。

実は、生まれたときは黒い毛色だったのに成長とともに毛色が明るくなることがあるんです。

なぜなら、柴犬はダブルコート(主毛と副毛の2種類の毛)で覆われ、毎年２回の換毛期(毛が生え変わる)によって、親から引き継いだ遺伝子と同じ毛色へと徐々に変化していくためです。

そこで今回は、柴犬の毛色が変わる原因やどのように変化していくのか、成犬時の毛色の予測方法を含め解説します。

この記事では、柴犬の毛色が変わる原因や時期が分かり、成長とともに毛色の変化も楽しめます。

ネタバレ：毛色が変わるのは子犬の2代前の柴犬の遺伝の影響が大きいよ!

気になる場合は確認してみよう!

>>遺伝の確認方法の詳細はこちら

※目次の気になる場所をタップすれば、その場所から読めます。

なぜ柴犬の毛色は変わるの? 柴犬の毛色の種類

柴犬には「赤毛」「黒毛」「白毛」「胡麻」があります。その中でも一番多い色は赤毛になり、全体の約８割を締めていてます。

遺伝子の強さは一番強い赤毛＞黒毛＞白毛＞胡麻の順になります。

その為、皆さんが多く思い浮かべる色も赤毛の柴犬だと思います。

しかし柴犬の毛色によって性格や飼いやすさが変わるわけではありません。あくまで見た目の印象が違って見えているだけです。

確かに、胡麻柴って他の毛色の柴犬ほど見ないかも…そんなにレアなの?

胡麻柴が生まれる確率は５％未満なんだって!胡麻柴にも赤毛の割合が多いと赤胡麻や黒の割合が多いと黒胡麻だったり色んなパターンがあるのよ!

５%未満!胡麻柴はレア柴なんだね～!

柴犬の毛色はなんで変化するの？

柴犬の毛色が変化する理由は３つあります。

それは遺伝、三段毛、色素の退化が影響しています。それぞれを詳しく説明します。

遺伝

柴犬は４色全ての毛色の遺伝子を持って生まれてきます。

とくに親の毛色に大きく影響を受けますが、もともと４色全ての色の遺伝子を持って生まれてきますので、それが成長に伴い影響を受け変化します。

親犬が赤柴同士だったとしても必ずしも赤柴が生まれるわけではなく、親犬のどちらかが黒の遺伝子をもっていると黒の差し毛のある毛色になる可能性が出てきます。

▼毛色が変化していくようすを実際にみてきた愛犬家さん

ワンちゃんの成長によって毛色が変化していくのは見てきました。柴犬ちゃんは明るい色になっていった子や逆に黒い毛が出てきた子もいました🐕
黒柴ちゃんはとくに変化がわかりやすいですよね😅遺伝だとは思いますが毛色が変わっていく柴犬ちゃんは多いです☺️🐶

— のんこま (@nonno_komachi) June 19, 2020

柴犬でもいろんな変化があるんだね。

毛色が変わる大きな理由は遺伝なのよ。

三段毛

毛の一本一本が三色のグラデーションになっている毛のことを言います。

この毛が生え変わるときに毛色が変化しています。

▼毛色のグラデーションにうっとりする飼い主さん

柴犬のグラデーションって素晴らしいですよね…✨😍💓 pic.twitter.com/dkpgLSqPi3

— 柴犬梅吉&三毛猫みいすけ (@umekichi_misuke) March 6, 2018

毛がグラデーションになってるなんて知らなかったよ。

よく見ないと気づかないかもね。機会があったら見てみてね。

色素の退化

色素の退化とは、毛色が薄くなっていることを言います。

老化によって毛色が白く変化していくこともあります。

▼鼻のてっぺんの色素がぬけてきた柴犬

鼻の色素がところどころ抜けてきた…
ドット柄なお鼻😂
これも老化の一種でしょうか？#柴犬#どアップ pic.twitter.com/M3kFdNVh5E

— 犬も空を飛べる٩( ‘ω’ )و？ (@9LhHUpvWdPnNybI) July 4, 2020

白く変化するなんて僕たちと似ているね。

ホントだね〜。私も白くなるのかな〜？

なぜ柴犬の毛色は変わるの? 変わる時期はあるの？

柴犬の毛色が大きく変わる時期が２回あります。

１度目は成犬になる２歳までの間と、８歳以降です。２歳の成犬になるにつれて色がくっきりはっきりしていきます。８歳を迎えると白くぼんやりとした色に変化していきます。

また毛色の変わるタイミングは、春と秋の季節の変わり目です。

そして、この時期に重要なのが…

換毛期のブラッシングが重要です！

上記でも説明したように季節の変わり目には体温調整するために、副毛が大量に抜け落ちます。

そのため換毛期はブラッシングを怠ったり、回数が少ないとトラブルを引き起こす事があります。

お散歩のタイミングなど、意識的にブラッシングの回数をいつもより少し多めにすることを心がけましょう。

換毛期はびっくりするくらい毛がぬけるもんね

でもブラッシングしてあげると気持ち良さそうで本当に可愛いのよね

トラブルから守るためにもブラッシングもしっかりしてあげなきゃね

なぜ柴犬の毛色は変わるの? 毛色別柴犬の毛色の変わり方

柴犬の毛色によってどんな変化があるかご紹介します。

▼赤柴

子犬の時期は黒っぽく、成犬になるにつれて赤茶と白い毛がはっきりしていきます。

その後年を重ねるごとに色素が退化し白っぽく変化していきます。

▼黒柴

子犬の時期は模様が薄くぼんやりしていますが、成犬になるにつれて模様がはっきり綺麗になっていきます。また老犬になるにつれてぼんやりしていきます。

▼白柴

子犬の時期は赤毛が混じっていたりすることもありますが、換毛期を繰り返して徐々に白くなっていきます。

▼胡麻柴

子犬の時期は赤柴と似て黒っぽく成長により変化していきます。子犬や老犬のときは模様がはっきりしていないので、成犬になってみないと毛色の判断が難しいのです。

毛色によって変化の仕方がちがうんだね

そうなのよ〜。成長とともに毛色の変化も感じられてとっても楽しいのよ。

理想の毛色を予測するには…

毛色を予測する2つのポイントをまとめました。

ただし注意が必要なのが、ポイントをおさえていても、必ずしも理想の毛色ではないこともあると思います。

ですが、成長と一緒に毛色の変化も楽しめます。

他の犬種ではなかなか味わえない柴犬ならではの楽しみだと考えると、どの毛色でも一緒に生活することにワクワクしますね。

まとめ

知らないことばっかりだったよ。

知らないで柴犬を飼い始めて毛色の変化に驚いた飼い主さんもいるのよ〜。

なるほど〜。理由を知っていると驚かないですむね。

毛色が変化するのも魅力だと思うと、どんどん可愛く思えるね。

今回は、柴犬の毛色の変化を紹介しました。

柴犬の毛色には沢山の種類があり、特徴もあります。

毛色の変化には遺伝子が深く関係しているので一概に毛色特定することはできませんが、成長とともに変化している毛色も成長の証と思うと、とても魅力的に感じませんか。

この魅力を知って柴犬ライフを充実させていきましょう。